2025-06-02

全社展開を通じて開発生産性の改善文化を醸成。変更リードタイム30%短縮を達成したアソビューの取り組みとは?

全社展開を通じて開発生産性の改善文化を醸成。変更リードタイム30%短縮を達成したアソビューの取り組みとは?

目次

目次を読み込み中...

本記事のサマリ

導入前:解決したかった課題

サービスの成長に伴い、リリーススピードの低下やコミュニケーションの煩雑化が発生。定量的な課題把握が困難だった。

Findy Team+を導入した理由

Four Keys指標に基づく可視化に着目。自社での開発には知見不足があり、既存の有効なフレームワークの活用を決断。

導入の決め手

経営層・現場双方に課題意識があり、トップダウン・ボトムアップの両面からの支持を得たことが後押しに。

導入後:成果

開発プロセス改善により変更リードタイムが30%短縮。全チームで目標達成し、定量的な指標に基づく改善文化を醸成。

プロジェクト

Findy Team+の全社展開および「開発生産性向上委員会」の設立により、全社的な改善の推進体制を構築。

全社展開を通じて開発生産性の改善文化を醸成。変更リードタイム30%短縮を達成したアソビューの取り組みとは?

「生きるに、遊びを。」というミッションのもと、レジャー体験を通じて豊かな人生を提供するアソビュー。事業成長に伴い、プロダクトの複雑化やリリーススピードの低下が課題となる中、開発生産性の可視化・向上に向けた取り組みが始まりました。今回は、Findy Team+の導入背景や活用のポイント、そして組織全体での開発生産性向上への挑戦について、同社CTOの兼平氏に伺いました。

──御社について教えてください。

兼平:アソビューは、「生きるに、遊びを。」というミッションのもと、レジャー体験を通じて人々の生活を豊かにすることを目指しています。組織は約100名のプロダクト部門を中心に、15のチームで構成されており、機能横断的なSREやデータ基盤チームと事業施策を担当するストリームアラインドチームが連携するマトリクス型組織を採用しています。

──開発組織では、どのようなミッションを掲げていますか?

兼平:開発組織としては、エンジニアが事業成長を意識し、主体的に改善に取り組む文化の醸成を目指しています。そのために、プロダクトの価値提供を加速するためのプロセス改善や、開発者体験(DX)の向上に注力しています。

開発生産性の計測に取り組み、ツールを導入しようとしたきっかけ

──開発生産性の計測に取り組もうとした背景について教えてください。

兼平:エンジニアとして約7年間開発に携わってきた中で、サービスが大きくなるにつれて、開発プロセスが徐々に複雑化し、開発サイクルが遅くなっていることを肌で感じていました。メンバーが増えたことでコミュニケーションも煩雑になり、プロジェクト全体の進捗が見えにくくなっていました。感覚的には遅くなっていることがわかるものの、具体的にどのプロセスがボトルネックになっているのかを定量的に把握できていなかったんです。

──その状況をどのように解決しようと考えましたか?

兼平:定量的なデータを用いて開発プロセスを可視化し、課題を特定する必要性を感じました。まずは、現状を数値で把握することが第一歩だと考えました。実際に組織全体として、エンジニア組織への投資効果が定量的に可視化できていないことに課題を感じていました。会社が成長し、エンジニア組織への投資も増えていましたが、そのROI(投資対効果)を定量的に判断できていなかったんです。トップダウンでの意思決定の際にも、どれだけの投資が妥当かを定性的にしか評価できず、費用対効果が感覚的なものにとどまっていました。

──「Findy Team+」に興味を持ち、導入に至った経緯をを教えてください。

兼平:最初にFindy Team+に興味を持ったのは、Four Keysの指標が開発生産性の可視化において有効だと考えたからです。自社でゼロから仕組みを構築する知見がなかったため、すでに確立されているフレームワークを活用する方が合理的だと判断しました。また、試験的に導入してみた際に、実際の運用の中でどのように活かせるかを確認できたことも大きく、最終的に本格導入を決めました。

──現場のメンバーに納得してもらうためにどのような工夫をされましたか?

兼平:「社内の理解を得るために、まずはポジティブな意見を積極的に拾い上げるようにしました。データを基にボトルネックが特定できるようになることで、議論の質が向上し、施策の必要性を論理的に説明できることをアピールしました。また、現場の声を取り入れて会話の機会を増やし、施策に反映する理由付けを丁寧に行いました。

Findy Team+導入後/トライについて

──導入後、どのようなお取り組みを進めていきましたか?

兼平:導入後半年間は、まずスモールスタートで数値の取得を行い、数チームで取り組みを開始しました。データを可視化すること自体はすぐにできたのですが、実際の運用に合わせて必要なデータを適切に取得するためには、ラベルの付け方やFindy Team+の使い方を理解する必要があり、ステップが必要でした。

──その際、難しかったポイントは何でしたか?

兼平:これまでそのプロセス自体を設けていなかったため、どのデータを見るべきかを定義する作業が必要でした。前向きに取り組めるチームを選定したものの、『これはどこの数値だっけ?』という疑問が頻出するなど、運用初期にはつまずきもありました。

──そうした課題をどのように解消されたのでしょうか?

兼平:CSチームに定期的に説明してもらうようにしました。何を見れば良いのか、どういった指標に注目するべきかをサポートしてもらえたことが大きかったです。また、QAページが充実してきたことで、疑問があればすぐに解消できる環境が整いました。

開発生産性向上委員会の設置へ

──導入から半年後、全社展開と同時に『開発生産性向上委員会』を設置されたそうですね。概要について教えてください。

兼平:本格的な全社導入にあたって、全社的にOKR目標を設定しました。特にプロダクト部門では『開発生産性』を重要な指標として掲げ、その改善に向けた取り組みをFindy Team+を活用して進めることにしました。その中で、組織的に開発生産性向上を推進するために『開発生産性向上委員会』を設置しました。

この委員会では、各チームが自発的にPDCAサイクルを回すために、ワーキンググループを発足しました。また、誰かが一括で管理する体制を作りつつ、組織全体で目標を共有することを意識しました。エンジニアが役職に就かなければ活躍できない構造ではなく、それぞれの個性を活かせる場所を提供するために、挙手制でリーダーを募る仕組みも導入しました。

開発生産性の可視化を通じた組織・メンバーの意識・行動の変化

──開発生産性の可視化によって、組織やメンバーにどのような変化がありましたか?

兼平:生産性に対する意識が目に見えて高まりました。スプリントレビューなどの既存のプロセスに加えて、『変更リードタイムを改善するためにPRを小さく分割する』といった具体的なアクションが現場から提案されるようになりました。「委員会でチームの課題を共有し、改善策を話し合う文化が生まれました。これにより、チーム全員が生産性向上のためのアイデアを積極的に出すようになり、会議の質も高まったと感じています。

──開発生産性の計測による効果について教えてください。

兼平:定量的な面では、プルリクのリードタイムを定期的に確認し、『コミットサイズを小さくする』という改善策が生まれました。これにより、変更リードタイムが平均で30%短縮されました。定性的な面では、これまでは抽象的な議論が多かったのですが、数値を基に『このプロセスを改善するとリードタイムが何%短縮できる』といった具体的な話ができるようになったのが大きいです。課題一覧も具体化し、改善プロセスの一覧が社内で共有されるようになりました。

今後の開発生産性計測・可視化のトライとFindy Team+活用の展望

──今後、開発生産性計測・可視化に関してどのような展望をお持ちですか?

兼平:全社展開から半年が経過し、短期的な課題はある程度解決できたと感じています。次のステップとして、開発環境の整備やリリースプロセスの改善、アーキテクチャの改良に取り組んでいく予定です。

兼平:また、工数管理にも着手したいと考えています。イシュー管理だけでは見えない部分があるため、PRベースでのデータ取得だけでなく、プロダクトの効果を定量的に測定できる機能が整えば、さらに改善を加速できると思います。

──具体的な目標はありますか?

兼平:現在、変更リードタイムを30%短縮するという目標を掲げ、ほぼすべてのチームが達成しています。これを経営層に報告できるようになったことも、Findy Team+導入の成果のひとつです。定量的な数値を追いすぎることのリスクも学びつつ、今後も継続的な改善を進めていきます。

──Findy Team+のおすすめポイントについて教えてください。

兼平:スモールチームでのトライアルから始めることで、何をすべきかがわかりやすくなります。導入時の金額面も試算しやすく、メンバーの意識変化も感じやすい点が魅力です。

また無料で試せるので、『ひとまず試してみる』という気軽な気持ちで始められることも魅力に感じました。導入にあたって大掛かりな準備が不要で、必要なのはツールとの連携作業だけです。これにより、組織の状態が可視化され、現状を数値で理解できるようになります。そのデータをもとに『何を改善すべきか』を考えるだけで、組織に大きな変化が生まれると思います。

──最後に、一緒に働きたいエンジニア像について教えてください。

兼平:私たちのミッション『生きるに、遊びを。』に共感し、一緒にその実現に向けて楽しみながら挑戦できる方を募集しています。自分たちが作ったプロダクトを自分たちで使うことで、より深くプロダクトへの理解を深められる環境です。

前向きで改善に積極的な方を歓迎します。開発生産性向上を専任で担当するチームもあり、そこに注力していきたい方には、非常にやりがいのある環境だと思います。

※現在アソビューでは、エンジニアを募集しています。

※「Findy Team+」のサービス詳細は、以下よりご覧いただけます。

本記事のサマリ

導入前:解決したかった課題

サービスの成長に伴い、リリーススピードの低下やコミュニケーションの煩雑化が発生。定量的な課題把握が困難だった。

Findy Team+を導入した理由

Four Keys指標に基づく可視化に着目。自社での開発には知見不足があり、既存の有効なフレームワークの活用を決断。

導入の決め手

経営層・現場双方に課題意識があり、トップダウン・ボトムアップの両面からの支持を得たことが後押しに。

導入後:成果

開発プロセス改善により変更リードタイムが30%短縮。全チームで目標達成し、定量的な指標に基づく改善文化を醸成。

プロジェクト

Findy Team+の全社展開および「開発生産性向上委員会」の設立により、全社的な改善の推進体制を構築。

全社展開を通じて開発生産性の改善文化を醸成。変更リードタイム30%短縮を達成したアソビューの取り組みとは?

「生きるに、遊びを。」というミッションのもと、レジャー体験を通じて豊かな人生を提供するアソビュー。事業成長に伴い、プロダクトの複雑化やリリーススピードの低下が課題となる中、開発生産性の可視化・向上に向けた取り組みが始まりました。今回は、Findy Team+の導入背景や活用のポイント、そして組織全体での開発生産性向上への挑戦について、同社CTOの兼平氏に伺いました。

──御社について教えてください。

兼平:アソビューは、「生きるに、遊びを。」というミッションのもと、レジャー体験を通じて人々の生活を豊かにすることを目指しています。組織は約100名のプロダクト部門を中心に、15のチームで構成されており、機能横断的なSREやデータ基盤チームと事業施策を担当するストリームアラインドチームが連携するマトリクス型組織を採用しています。

──開発組織では、どのようなミッションを掲げていますか?

兼平:開発組織としては、エンジニアが事業成長を意識し、主体的に改善に取り組む文化の醸成を目指しています。そのために、プロダクトの価値提供を加速するためのプロセス改善や、開発者体験(DX)の向上に注力しています。

開発生産性の計測に取り組み、ツールを導入しようとしたきっかけ

──開発生産性の計測に取り組もうとした背景について教えてください。

兼平:エンジニアとして約7年間開発に携わってきた中で、サービスが大きくなるにつれて、開発プロセスが徐々に複雑化し、開発サイクルが遅くなっていることを肌で感じていました。メンバーが増えたことでコミュニケーションも煩雑になり、プロジェクト全体の進捗が見えにくくなっていました。感覚的には遅くなっていることがわかるものの、具体的にどのプロセスがボトルネックになっているのかを定量的に把握できていなかったんです。

──その状況をどのように解決しようと考えましたか?

兼平:定量的なデータを用いて開発プロセスを可視化し、課題を特定する必要性を感じました。まずは、現状を数値で把握することが第一歩だと考えました。実際に組織全体として、エンジニア組織への投資効果が定量的に可視化できていないことに課題を感じていました。会社が成長し、エンジニア組織への投資も増えていましたが、そのROI(投資対効果)を定量的に判断できていなかったんです。トップダウンでの意思決定の際にも、どれだけの投資が妥当かを定性的にしか評価できず、費用対効果が感覚的なものにとどまっていました。

──「Findy Team+」に興味を持ち、導入に至った経緯をを教えてください。

兼平:最初にFindy Team+に興味を持ったのは、Four Keysの指標が開発生産性の可視化において有効だと考えたからです。自社でゼロから仕組みを構築する知見がなかったため、すでに確立されているフレームワークを活用する方が合理的だと判断しました。また、試験的に導入してみた際に、実際の運用の中でどのように活かせるかを確認できたことも大きく、最終的に本格導入を決めました。

──現場のメンバーに納得してもらうためにどのような工夫をされましたか?

兼平:「社内の理解を得るために、まずはポジティブな意見を積極的に拾い上げるようにしました。データを基にボトルネックが特定できるようになることで、議論の質が向上し、施策の必要性を論理的に説明できることをアピールしました。また、現場の声を取り入れて会話の機会を増やし、施策に反映する理由付けを丁寧に行いました。

Findy Team+導入後/トライについて

──導入後、どのようなお取り組みを進めていきましたか?

兼平:導入後半年間は、まずスモールスタートで数値の取得を行い、数チームで取り組みを開始しました。データを可視化すること自体はすぐにできたのですが、実際の運用に合わせて必要なデータを適切に取得するためには、ラベルの付け方やFindy Team+の使い方を理解する必要があり、ステップが必要でした。

──その際、難しかったポイントは何でしたか?

兼平:これまでそのプロセス自体を設けていなかったため、どのデータを見るべきかを定義する作業が必要でした。前向きに取り組めるチームを選定したものの、『これはどこの数値だっけ?』という疑問が頻出するなど、運用初期にはつまずきもありました。

──そうした課題をどのように解消されたのでしょうか?

兼平:CSチームに定期的に説明してもらうようにしました。何を見れば良いのか、どういった指標に注目するべきかをサポートしてもらえたことが大きかったです。また、QAページが充実してきたことで、疑問があればすぐに解消できる環境が整いました。

開発生産性向上委員会の設置へ

──導入から半年後、全社展開と同時に『開発生産性向上委員会』を設置されたそうですね。概要について教えてください。

兼平:本格的な全社導入にあたって、全社的にOKR目標を設定しました。特にプロダクト部門では『開発生産性』を重要な指標として掲げ、その改善に向けた取り組みをFindy Team+を活用して進めることにしました。その中で、組織的に開発生産性向上を推進するために『開発生産性向上委員会』を設置しました。

この委員会では、各チームが自発的にPDCAサイクルを回すために、ワーキンググループを発足しました。また、誰かが一括で管理する体制を作りつつ、組織全体で目標を共有することを意識しました。エンジニアが役職に就かなければ活躍できない構造ではなく、それぞれの個性を活かせる場所を提供するために、挙手制でリーダーを募る仕組みも導入しました。

開発生産性の可視化を通じた組織・メンバーの意識・行動の変化

──開発生産性の可視化によって、組織やメンバーにどのような変化がありましたか?

兼平:生産性に対する意識が目に見えて高まりました。スプリントレビューなどの既存のプロセスに加えて、『変更リードタイムを改善するためにPRを小さく分割する』といった具体的なアクションが現場から提案されるようになりました。「委員会でチームの課題を共有し、改善策を話し合う文化が生まれました。これにより、チーム全員が生産性向上のためのアイデアを積極的に出すようになり、会議の質も高まったと感じています。

──開発生産性の計測による効果について教えてください。

兼平:定量的な面では、プルリクのリードタイムを定期的に確認し、『コミットサイズを小さくする』という改善策が生まれました。これにより、変更リードタイムが平均で30%短縮されました。定性的な面では、これまでは抽象的な議論が多かったのですが、数値を基に『このプロセスを改善するとリードタイムが何%短縮できる』といった具体的な話ができるようになったのが大きいです。課題一覧も具体化し、改善プロセスの一覧が社内で共有されるようになりました。

今後の開発生産性計測・可視化のトライとFindy Team+活用の展望

──今後、開発生産性計測・可視化に関してどのような展望をお持ちですか?

兼平:全社展開から半年が経過し、短期的な課題はある程度解決できたと感じています。次のステップとして、開発環境の整備やリリースプロセスの改善、アーキテクチャの改良に取り組んでいく予定です。

兼平:また、工数管理にも着手したいと考えています。イシュー管理だけでは見えない部分があるため、PRベースでのデータ取得だけでなく、プロダクトの効果を定量的に測定できる機能が整えば、さらに改善を加速できると思います。

──具体的な目標はありますか?

兼平:現在、変更リードタイムを30%短縮するという目標を掲げ、ほぼすべてのチームが達成しています。これを経営層に報告できるようになったことも、Findy Team+導入の成果のひとつです。定量的な数値を追いすぎることのリスクも学びつつ、今後も継続的な改善を進めていきます。

──Findy Team+のおすすめポイントについて教えてください。

兼平:スモールチームでのトライアルから始めることで、何をすべきかがわかりやすくなります。導入時の金額面も試算しやすく、メンバーの意識変化も感じやすい点が魅力です。

また無料で試せるので、『ひとまず試してみる』という気軽な気持ちで始められることも魅力に感じました。導入にあたって大掛かりな準備が不要で、必要なのはツールとの連携作業だけです。これにより、組織の状態が可視化され、現状を数値で理解できるようになります。そのデータをもとに『何を改善すべきか』を考えるだけで、組織に大きな変化が生まれると思います。

──最後に、一緒に働きたいエンジニア像について教えてください。

兼平:私たちのミッション『生きるに、遊びを。』に共感し、一緒にその実現に向けて楽しみながら挑戦できる方を募集しています。自分たちが作ったプロダクトを自分たちで使うことで、より深くプロダクトへの理解を深められる環境です。

前向きで改善に積極的な方を歓迎します。開発生産性向上を専任で担当するチームもあり、そこに注力していきたい方には、非常にやりがいのある環境だと思います。

※現在アソビューでは、エンジニアを募集しています。

※「Findy Team+」のサービス詳細は、以下よりご覧いただけます。

\ 3分でわかる /
資料ダウンロード
Findy Team+のサービス資料は、
こちらからダウンロードできます。
資料をダウンロードする
Findy Team+サービス資料

全社展開を通じて開発生産性の改善文化を醸成。変更リードタイム30%短縮を達成したアソビューの取り組みとは?

本記事のサマリ

導入前:解決したかった課題

サービスの成長に伴い、リリーススピードの低下やコミュニケーションの煩雑化が発生。定量的な課題把握が困難だった。

Findy Team+を導入した理由

Four Keys指標に基づく可視化に着目。自社での開発には知見不足があり、既存の有効なフレームワークの活用を決断。

導入の決め手

経営層・現場双方に課題意識があり、トップダウン・ボトムアップの両面からの支持を得たことが後押しに。

導入後:成果

開発プロセス改善により変更リードタイムが30%短縮。全チームで目標達成し、定量的な指標に基づく改善文化を醸成。

プロジェクト

Findy Team+の全社展開および「開発生産性向上委員会」の設立により、全社的な改善の推進体制を構築。

全社展開を通じて開発生産性の改善文化を醸成。変更リードタイム30%短縮を達成したアソビューの取り組みとは?

「生きるに、遊びを。」というミッションのもと、レジャー体験を通じて豊かな人生を提供するアソビュー。事業成長に伴い、プロダクトの複雑化やリリーススピードの低下が課題となる中、開発生産性の可視化・向上に向けた取り組みが始まりました。今回は、Findy Team+の導入背景や活用のポイント、そして組織全体での開発生産性向上への挑戦について、同社CTOの兼平氏に伺いました。

──御社について教えてください。

兼平:アソビューは、「生きるに、遊びを。」というミッションのもと、レジャー体験を通じて人々の生活を豊かにすることを目指しています。組織は約100名のプロダクト部門を中心に、15のチームで構成されており、機能横断的なSREやデータ基盤チームと事業施策を担当するストリームアラインドチームが連携するマトリクス型組織を採用しています。

──開発組織では、どのようなミッションを掲げていますか?

兼平:開発組織としては、エンジニアが事業成長を意識し、主体的に改善に取り組む文化の醸成を目指しています。そのために、プロダクトの価値提供を加速するためのプロセス改善や、開発者体験(DX)の向上に注力しています。

開発生産性の計測に取り組み、ツールを導入しようとしたきっかけ

──開発生産性の計測に取り組もうとした背景について教えてください。

兼平:エンジニアとして約7年間開発に携わってきた中で、サービスが大きくなるにつれて、開発プロセスが徐々に複雑化し、開発サイクルが遅くなっていることを肌で感じていました。メンバーが増えたことでコミュニケーションも煩雑になり、プロジェクト全体の進捗が見えにくくなっていました。感覚的には遅くなっていることがわかるものの、具体的にどのプロセスがボトルネックになっているのかを定量的に把握できていなかったんです。

──その状況をどのように解決しようと考えましたか?

兼平:定量的なデータを用いて開発プロセスを可視化し、課題を特定する必要性を感じました。まずは、現状を数値で把握することが第一歩だと考えました。実際に組織全体として、エンジニア組織への投資効果が定量的に可視化できていないことに課題を感じていました。会社が成長し、エンジニア組織への投資も増えていましたが、そのROI(投資対効果)を定量的に判断できていなかったんです。トップダウンでの意思決定の際にも、どれだけの投資が妥当かを定性的にしか評価できず、費用対効果が感覚的なものにとどまっていました。

──「Findy Team+」に興味を持ち、導入に至った経緯をを教えてください。

兼平:最初にFindy Team+に興味を持ったのは、Four Keysの指標が開発生産性の可視化において有効だと考えたからです。自社でゼロから仕組みを構築する知見がなかったため、すでに確立されているフレームワークを活用する方が合理的だと判断しました。また、試験的に導入してみた際に、実際の運用の中でどのように活かせるかを確認できたことも大きく、最終的に本格導入を決めました。

──現場のメンバーに納得してもらうためにどのような工夫をされましたか?

兼平:「社内の理解を得るために、まずはポジティブな意見を積極的に拾い上げるようにしました。データを基にボトルネックが特定できるようになることで、議論の質が向上し、施策の必要性を論理的に説明できることをアピールしました。また、現場の声を取り入れて会話の機会を増やし、施策に反映する理由付けを丁寧に行いました。

Findy Team+導入後/トライについて

──導入後、どのようなお取り組みを進めていきましたか?

兼平:導入後半年間は、まずスモールスタートで数値の取得を行い、数チームで取り組みを開始しました。データを可視化すること自体はすぐにできたのですが、実際の運用に合わせて必要なデータを適切に取得するためには、ラベルの付け方やFindy Team+の使い方を理解する必要があり、ステップが必要でした。

──その際、難しかったポイントは何でしたか?

兼平:これまでそのプロセス自体を設けていなかったため、どのデータを見るべきかを定義する作業が必要でした。前向きに取り組めるチームを選定したものの、『これはどこの数値だっけ?』という疑問が頻出するなど、運用初期にはつまずきもありました。

──そうした課題をどのように解消されたのでしょうか?

兼平:CSチームに定期的に説明してもらうようにしました。何を見れば良いのか、どういった指標に注目するべきかをサポートしてもらえたことが大きかったです。また、QAページが充実してきたことで、疑問があればすぐに解消できる環境が整いました。

開発生産性向上委員会の設置へ

──導入から半年後、全社展開と同時に『開発生産性向上委員会』を設置されたそうですね。概要について教えてください。

兼平:本格的な全社導入にあたって、全社的にOKR目標を設定しました。特にプロダクト部門では『開発生産性』を重要な指標として掲げ、その改善に向けた取り組みをFindy Team+を活用して進めることにしました。その中で、組織的に開発生産性向上を推進するために『開発生産性向上委員会』を設置しました。

この委員会では、各チームが自発的にPDCAサイクルを回すために、ワーキンググループを発足しました。また、誰かが一括で管理する体制を作りつつ、組織全体で目標を共有することを意識しました。エンジニアが役職に就かなければ活躍できない構造ではなく、それぞれの個性を活かせる場所を提供するために、挙手制でリーダーを募る仕組みも導入しました。

開発生産性の可視化を通じた組織・メンバーの意識・行動の変化

──開発生産性の可視化によって、組織やメンバーにどのような変化がありましたか?

兼平:生産性に対する意識が目に見えて高まりました。スプリントレビューなどの既存のプロセスに加えて、『変更リードタイムを改善するためにPRを小さく分割する』といった具体的なアクションが現場から提案されるようになりました。「委員会でチームの課題を共有し、改善策を話し合う文化が生まれました。これにより、チーム全員が生産性向上のためのアイデアを積極的に出すようになり、会議の質も高まったと感じています。

──開発生産性の計測による効果について教えてください。

兼平:定量的な面では、プルリクのリードタイムを定期的に確認し、『コミットサイズを小さくする』という改善策が生まれました。これにより、変更リードタイムが平均で30%短縮されました。定性的な面では、これまでは抽象的な議論が多かったのですが、数値を基に『このプロセスを改善するとリードタイムが何%短縮できる』といった具体的な話ができるようになったのが大きいです。課題一覧も具体化し、改善プロセスの一覧が社内で共有されるようになりました。

今後の開発生産性計測・可視化のトライとFindy Team+活用の展望

──今後、開発生産性計測・可視化に関してどのような展望をお持ちですか?

兼平:全社展開から半年が経過し、短期的な課題はある程度解決できたと感じています。次のステップとして、開発環境の整備やリリースプロセスの改善、アーキテクチャの改良に取り組んでいく予定です。

兼平:また、工数管理にも着手したいと考えています。イシュー管理だけでは見えない部分があるため、PRベースでのデータ取得だけでなく、プロダクトの効果を定量的に測定できる機能が整えば、さらに改善を加速できると思います。

──具体的な目標はありますか?

兼平:現在、変更リードタイムを30%短縮するという目標を掲げ、ほぼすべてのチームが達成しています。これを経営層に報告できるようになったことも、Findy Team+導入の成果のひとつです。定量的な数値を追いすぎることのリスクも学びつつ、今後も継続的な改善を進めていきます。

──Findy Team+のおすすめポイントについて教えてください。

兼平:スモールチームでのトライアルから始めることで、何をすべきかがわかりやすくなります。導入時の金額面も試算しやすく、メンバーの意識変化も感じやすい点が魅力です。

また無料で試せるので、『ひとまず試してみる』という気軽な気持ちで始められることも魅力に感じました。導入にあたって大掛かりな準備が不要で、必要なのはツールとの連携作業だけです。これにより、組織の状態が可視化され、現状を数値で理解できるようになります。そのデータをもとに『何を改善すべきか』を考えるだけで、組織に大きな変化が生まれると思います。

──最後に、一緒に働きたいエンジニア像について教えてください。

兼平:私たちのミッション『生きるに、遊びを。』に共感し、一緒にその実現に向けて楽しみながら挑戦できる方を募集しています。自分たちが作ったプロダクトを自分たちで使うことで、より深くプロダクトへの理解を深められる環境です。

前向きで改善に積極的な方を歓迎します。開発生産性向上を専任で担当するチームもあり、そこに注力していきたい方には、非常にやりがいのある環境だと思います。

※現在アソビューでは、エンジニアを募集しています。

※「Findy Team+」のサービス詳細は、以下よりご覧いただけます。

\ 3分でわかる /
資料ダウンロード
Findy Team+のサービス資料は、
こちらからダウンロードできます。
資料をダウンロードする
Findy Team+サービス資料

おすすめ記事

記事一覧